がん診療連携拠点病院
文字サイズ
文字を小さくする 文字を大きくする
受付・予約変更・一部予約制


病院紹介

診療科・部門紹介
外来・診察のご案内

入院のご案内
入院のご案内
職員募集
診察を受ける方はコチラ 交通アクセス 院内マップ      

診療のご案内


トップページ > 診療科・部門紹介 >

産婦人科

婦人科腹腔鏡手術のご案内

女性には子宮筋腫や卵巣嚢腫など、女性特有の病気があります。
このような子宮・卵巣の病気は、症状のあるものから全く症状なく大きくなるものもあります。
診断・治療が遅れると、なかなか妊娠しにくい状態になってしまったり、年齢とともに癌化してしまう場合があります。最近は良性の子宮、卵巣の病気に対してお薬で治療する方法もありますが、やはり手術が必要となる場合も多くあります。

以前は婦人科手術となると下腹部を縦、または横に大きく切開する開腹手術が基本でした。
しかし、最近は患者さんにとってより負担の少ない手術として、腹腔鏡手術が行われるようになっており、当院もそれを積極的に取り入れています。

当院は、日本産科婦人科学会が認定する認定研修施設(内視鏡技術認定医を育成する施設)です。

こうほ1

目次

 ・腹腔鏡手術とは
 ・当院の腹腔鏡手術創部
 ・おこなっている手術の内容
 ・腹腔鏡手術がおこなえない場合
 ・当院の特徴
 ・腹腔鏡手術入院の流れ
 ・腹腔鏡手術の合併症
 ・受診について

 

婦人科腹腔鏡手術とは

腹腔鏡手術は、気腹をして(炭酸ガスでお腹をふくらませること)、小さい創からカメラと鉗子を入れてお腹の中で手術操作を行います。創も小さくお腹の中を不必要に触ることが少ないことから、術後の回復が早く、痛みも少なく、美容的に優れた手術となります。

子宮筋腫や卵巣嚢腫は20代〜40代と比較的若い女性に多くみられる病気であり、痛みが少なく術後回復が早いことは、忙しい日常を送る方にとって非常にメリットの高い手術です。またおいくつになっても女性にとって美容的に優れていることは、お腹の傷跡を気にしなくてよいという意味で大切なことであると考えます。

腹腔手術は小さい創だけで鉗子を用いて操作をすることから、非常に高度な技術を必要とします。
そのため手術合併症には十分に注意する必要があります。
当院では内視鏡技術認定医が手術に入りながら、より安全・安心な手術を提供できるように日々の努力を重ねています。

 

当院の婦人科腹腔鏡手術創部

図1または図2の創部(4ポート、ダイアモンド型)が基本です。
その他、術式に応じて図3〜図5などのバリエーションがあります。
おなか

おこなっている手術の内容 (上記図参照)
*腹腔鏡下子宮全摘術 (図 1, 2)

腹腔内操作で子宮を切除し、腟から摘出した子宮を取り出します。
その後、腹腔内操作で腟断端を縫合します。お腹の創は図1, 2のように小さく、また余分な結紮操作が少なくすむことから、開腹手術と比べて術後の痛みが少なくなります。さらに、開腹手術よりも腟を支える靭帯をより多く残せるため、手術後の骨盤内臓器脱を軽減できることが期待されます。

子宮を摘出すると月経がなくなり妊娠ができなくなりますが、女性ホルモンの分泌は卵巣で行われるため、子宮を摘出しても卵巣を温存すればホルモンバランスが崩れたり更年期障害になることはありません。


*腹腔鏡下(補助下)子宮筋腫核出術 (図 1, 2, 5)

子宮筋腫を核出し、子宮を温存する術式です。
主に、今後妊娠を希望されている患者さんに適応となります。子宮が温存されることから、時間と共に子宮筋腫が再発する可能性があります。再発するかどうか、またそのスピードについては個人差があります。

 

*腹腔鏡下付属器摘出術 (図 1, 2, 4)
卵巣嚢腫などに対し、腹腔鏡下に片側または両側の卵巣と卵管を摘出する術式です。
片側であれば女性ホルモンの分泌には影響ないとされますが、両側の場合は閉経状態となります。
未閉経の方が両側摘出を行う場合は、術後にホルモン補充療法を検討します。

 

*腹腔鏡下(補助下)卵巣嚢腫核出術 (図 1, 2, 3, 4)
卵巣嚢腫だけを核出し、正常卵巣を温存する術式です。
主に、今後妊娠を希望されている患者さんに適応となりますが、卵巣嚢腫の種類によってはこの術式がお勧めできないものもあります。卵巣が温存されることから、時間と共に卵巣嚢腫が再発する可能性があります。再発するかどうか、またそのスピードについては卵巣嚢腫の種類や個人によって差があります。

 

*腹腔鏡下子宮内膜症病巣切除術(図 1, 2)

子宮内膜症の病巣を切除する術式です。
当院では主に卵巣にできた子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢腫)の切除・焼灼・ドレナージ術や、骨盤内の癒着剥離、洗浄などを行います。


*子宮鏡手術

経腟的に子宮内腔に子宮鏡を挿入して、子宮内腔病変(粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ)の切除や子宮内腔の観察を行います。

 

*婦人科緊急手術
異所性妊娠:腹腔鏡下に腹腔内の妊娠部位を切除します。
卵巣嚢腫茎捻転:壊死を来している場合は付属器摘出、正常卵巣温存が可能でありその適応がある場合は嚢腫核出を行います。

このような婦人科緊急手術に対しても可能な限り腹腔鏡手術を行っています。

 

腹腔鏡手術がおこなえない場合

全ての患者さんに腹腔鏡手術が行えるわけではありません。
平成26年度から産婦人科領域でも癌の腹腔鏡手術が一部の病院では保険で行えるようになりましたが、当院では原則、良性の疾患(良性の見込み)のみを対象に行っています。
また大きすぎる子宮や、筋腫の位置によっても腹腔鏡手術が行えない場合があります。さらに緊急手術の場合は、術者や手術機器の関係で腹腔鏡手術の準備が整わない場合もあります。

 

当院の特徴

当院の特徴として、平成26年度から腹腔鏡手術を受けられる患者さんに「術前経口補水療法」を行っています。

手術前後の絶飲食期間を短くすることで術前のストレス軽減や術後の回復力の向上、合併症の低下につながる治療法です。

これは近年外科領域を中心に普及している考え方で産婦人科領域では全国的にもまだ取り入れている病院の少ない概念ですが、当院ではいち早くこれを行うことで患者さんへの負担を軽減できるよう努めています。

こうほ2

詳細は「術前経口補水療法についての説明」をご参照ください。

当院は、日本産科婦人科学会が認定する認定研修施設(内視鏡技術認定医を育成する施設)です。



腹腔鏡手術入院の流れ
手術前日  午前10時に入院。夕食まで食事が出ます。
術前経口補水療法として「アイソカル®アルジネードウォーター」を4〜6本飲んでいただきます。
手術当日 手術開始2〜3時間前まで飲水可能です。
手術開始時間の目安は入院日にお知らせします。
術後4時間から飲水とベッドのギャッジアップが開始されます。
術後1日目 採血があります。離床が開始されます。
術後2日目 シャワー浴が可能になります。
術後3日目 採血と退院診察があります。
術後4日目 退院となります。

※緊急手術の場合は、術後5日目の退院となりますが、
  病状に応じて通常どおり術後4日目退院となることもあります。

 

腹腔鏡手術の合併症

どのような手術でも合併症が生じる可能性はありますが、腹腔鏡手術の場合は気腹(お腹の中に炭酸ガスを入れてふくらませること)をすることによる腹腔鏡手術特有の合併症があります。感染や創部離開、腸閉塞など腹腔鏡手術の方がリスクが少なくすむものもありますが、腹腔鏡手術は高度な技術を必要とすることから注意を要するものや、合併症が術後に発覚するものもあります。

また、安全性が確保できないと手術中に判断された場合は、開腹手術に変更する可能性があることをご了承いただいています。

詳細は術前説明で用いている説明用紙「腹腔鏡手術を受けられる患者様へ」をご参照ください。

 

受診について

腹腔鏡手術を希望される患者さんに関しては、紹介状なしの初診も受け付けています。
紹介状をお持ちの方はもちろんですが、他の病院で手術を勧められたけれど紹介状をお持ちでない方、以前卵巣嚢腫や子宮筋腫を指摘されたまま産婦人科受診をしばらくおこなっていない方、婦人科腹腔鏡手術について質問のある方(セカンドオピニオンなど)も受け付けていますので、受診を希望される場合は平日の午後2時〜4時に産婦人科外来【電話 054-646-1111(内線 2610)】にご連絡ください。

このページのトップへ このページのトップへ
藤枝市立総合病院 〒426-8677 静岡県藤枝市駿河台4-1-11
TEL:054-646-1111〔代表〕  FAX:054-646-1122
info@hospital.fujieda.shizuoka.jp
院内マップ
交通アクセス
>